横浜自然観察の森
2026年4月の観察記録
4月は、たびたび雨が降ってくれたおかげで、森が潤っている様子でした。コナラやミズキ、ハコネウツギなどの木々の花々が次々と咲き、景色や香りなどが移り変わっていきました。
その中で野鳥たちについては、冬に観察の森に留まっていた種類(冬鳥)は徐々に減っていき、連日さえずりをして園内で繁殖を進める種数(夏鳥、留鳥)が良く聞けるようになっていく月となりました。また、渡り途中に立ち寄ったと思われる、短期間だけ観察された種もありました。
冬鳥については、シメ、アオジ、クロジが確認され、シメは4月中確認し続けられつつ、アオジが4月22日、クロジは4月26日まで確認されていました。夏鳥については、ツバメが4月8日、キビタキが4月14日に今季はじめて確認されました。また、短期間観察され、渡り途中に立ち寄ったと思われる種類は、オナガ、ヒレンジャク、コマドリ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミなどがいました。
それぞれの野鳥が無事に繁殖を成功してくれることを願っています。そのためにも環境保全に尽力していきます。
2026年4月に見られた鳥
カルガモ、キジバト、ツミ、トビ、フクロウ、コゲラ、アオゲラ、オナガ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、ヤブサメ、メジロ、コマドリ、キビタキ、シメ、ホオジロ、クロジ、コジュケイ、ソウシチョウ、ガビチョウ(計24種 調査日:2026年4月19日)

2026年3月
3月は、雨がたびたび降ってくれたため、水辺には水が満ちている状態が続きました。それもあって、冬の間に渇水で産卵できなかったヤマアカガエルが産卵する様子が見られました。同時に、森の木々の芽は膨らみ、下旬には新緑と桜の色で林は染められていきました。そんな中、野鳥たちについては、渡りの途中で観察の森を利用する種類が見られました。特に目を引いたのはヒレンジャクでした。年によって、見られる年とそうでない年がある存在です。そのため、人が多めに集まってしまった一幕もありました。3月上旬にキヅタの実で腹ごしらえをしにきて、約1週間滞在で旅立っていきました。その他には、ツグミも数日観察できました。最近は観察の森で冬にツグミが留まる姿は見られていませんが、渡り途中の休憩場所としては利用してくれました。また、ひっそりと2日だけミソサザイも記録することができました。調査にご協力くださっているボランティアさんには頭が上がりません。
キジバト、ミサゴ、トビ、コゲラ、アオゲラ、リュウキュウサンショウクイ、モズ、ハシブトガラス、ヒレンジャク、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、ツグミ、シメ、ウソ、アオジ、コジュケイ、ソウシチョウ、ガビチョウ(計23種)
2026年2月
2月は、久々にまとまった雨が降り、池や湿地にも水が戻り、遅れていたヤマアカガエルの産卵を確認することができました。カエルはあらゆる肉食の生き物を支えてくれているため、なんとか個体数維持をしてほしい存在です。さて、そんな中で野鳥たちについては、2月22日にウグイスのさえずりが初めて確認され、シジュウカラやヤマガラなどのさえずりも頻度が高くなり、だんだんと小鳥たちが子育ての準備を始めた様子を感じられました。また、シロハラ、シメ、ウソ、クロジなどの冬鳥はだんだんと観察頻度が低くなり、移動を始めているようでした。
キジバト、トビ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、リュウキュウサンショウクイ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、トラツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、シメ、ウソ、カワラヒワ、アオジ、クロジ、コジュケイ、ガビチョウ(計26種 調査日:2026年2月12日)
2026年1月
1月は、植物の実が売り切れになり、さらに人にも慣れてきたためか、道沿いに小鳥が出てくるようになりました。道沿いのウツギの木の実にはウソがつき、イノコヅチやヨモギなどの野草の種にはカワラヒワやシジュウカラなどが、地面にはアオジやシロハラなどが採餌をしていて観察しやすい印象でした。また、1月後半からは、ジョウビタキ、トラツグミの観察頻度が高くなり、草地などの開けた場所でよく見られました。猛禽類は、越冬中のノスリに加え、ミサゴ、トビ、オオタカなどが晴れた空を飛び、関谷見晴台などの眺望が良い所からの観察を楽しませてくれました。
キジバト、ミサゴ、オオタカ、トビ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、シメ、ウソ、カワラヒワ、アオジ、クロジ、コジュケイ、ソウシチョウ、ガビチョウ(計26種 調査日:2026年1月24日)
